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javapower

2018年11月06日

中小企業診断士 ミクロ経済学 「正常財」、「劣化財」、「ギッフェン財」



正常財(上級財)
所得の増加とともに消費量が増える財のこと


劣化財(下級財)
所得の増加とともに消費量が減少する財のこと
例:学生街の安い食堂の料理。所得が増えることによって、より良い食事をとるようになり、安い食堂の料理の消費量が落ちる。


需要の所得弾力性
・需要の所得弾力性=需要量の変化率/所得の変化率
・正常財は正の値、劣化財は負の値。
・1より大きいとき(所得需要曲線の傾きが強い)は奢侈品。1より小さいときは必需品。
・必需品は需要量が所得の影響を受けにくい。米などがそう。食べなくては生きていけないのである程度の消費量は必要。でも、無限に食べられるわけではないので、所得が増えても消費量は大きくは増えない。


ここまでは所得と消費量の関係だけの話。


ここに価格変化が加わる。


予算制約線
予算の制約を現したグラフ




代替効果
片方の財に変えてもう片方の財を消費すること。財1の価格が下がると消費量が増える。その代替として財2の消費量が減る。ビールと発泡酒といった関係は代替効果が高い。予算制約線の傾きが変わる。

所得効果
価格変化が実質的な所得変化として現れること。片方の財の価格が下がるとその分その財の消費量が増える。これは所得が増えることと同じ効果が現れる。上記の予算制約線はいずれも、財の価格下落による消費量の増加を現しているが、所得が増えたとみなすこともできる。



ここで改めて正常財と劣化財を比べると


正常財
価格が下がると「所得効果」で実質の所得が増えることになるので消費量が増える 。「代替効果」でさらに増える。

劣化財
価格が下がると「所得効果」で実質の所得が増えるので消費量が減る(これは劣化財の定義) 。しかしながら「代替効果」により、消費量が増える。 劣化財は 「代替効果」の方が高いため、消費量が増える。

ギッフェン材
劣化財の一種だけど、「所得効果」の方が高いため、消費量が減る(価格が下がるにもかかわらず)




ということか?  

Posted by javapower at 14:12Comments(0)中小企業診断士

2018年11月05日

ミクロ経済学 需要曲線

需要曲線
ある財の価格その財に対する需要の関係を表す曲線



価格がP1であれば、需要量はX1


需要の価格弾力性
価格の変化に対する需要量の変化の程度


上のグラフは価格弾力性が高い(価格のわずかな変化で、需要量が大きく変わる)
下のグラフは価格 弾力性が低い(価格が変化しても、需要量はそれほど変わらない)

重要!
需要の価格弾力性= -需要量の変化率/価格の変化率

重要なポイントは、変化量の比ではなく、変化率(変化の割合)の比で算出されるという点
需要曲線が右下がりの直線の場合、一見、需要の価格弾力性は常に一定に思える。しかしながら、実際は左上に行くほど需要の価格弾力性が高くなり、右下に行くと、需要の価格弾力性は低くなる。


たとえは、P=-X+100 という右下がり直線を例にとると
左上で、価格が5下がる場合
(90、10) → (85、15)
Pは90→85なので、変化率は -5/90 ≒ -0.056
Xは10→15なので 、変化率は 5/10 ≒ 0.5
よって、需要の価格弾力性は 0.5/-0.056 ≒-8.92となる。


右下で価格が5下がる場合
(10、90)→ (5、95)
Pは10→5なので、変化率は -5/10 ≒ -0.5
Xは90→95なので 、変化率は 5/90 ≒ 0.056
よって、需要の価格弾力性は 0.056/-0.5 ≒-0.028となる。  

Posted by javapower at 16:32Comments(0)中小企業診断士